研究部会活動記録

回数 部会実施日 講演題目 講演者(所属) 参加人数 詳細へのリンク
21 2014/4/22 これからのORとSCMを考える~50年間のOR活動と9年間のSCM研究部会活動を振り返って~ 高井英造((株)フレームワークス) 29人 Link
22 2014/5/27 新しい数理計画解法 ローカルソルバーとその適用事例 宮崎知明(MSI(株)) 15人 Link
23 2014/6/24 新しい小売形態オムニチャネルを支えるサプライチェーン 渡辺 重光((株) フレームワークス) 35人 Link
24 2014/7/22 海外物流インフラの現状と物流政策シミュレーション(仮題) 柴崎隆一(国土交通省) 28人 Link
25 2014/10/27 時間単位の需要予測とスマートアプリ連動が生み出す売り場・買い場の相互学習戦略 竹之内 隆(トレンド・トラップ株式会社 代表取締役) 23人 Link

第21回研究部会の報告

題目:ビジネスパーソンのためのOR教育:~ダブルループモデルとSCMを軸にしたOR教育の提案~
講師:高井英造((株)フレームワークス特別技術顧問、東工大CUMOTサプライチェーン戦略スクール・コースコーディネーター)

日時:2014年4月22日(火) 18:30から20:30まで
場所:青山学院大学 総研ビル9階16会議室

青山学院大学(青山キャンパス)へのアクセスはこちら、キャンパスマップはこちらです(マップには建物名が記載されていませんが、正門を入ってすぐ右の建物になります)。
〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25 TEL 03-3409-8111(代表)

講演要旨

一般のビジネスパーソンがORに関心を持ち、原理と事例を理解して自らのビジネスの現場に適用してゆくことは、社会の発展と産業振興にとっても極めて重要であり、OR技術の専門家養成と同時に「ORを使う土壌を育てる教育」が求められる。今回の発表では、企業内研修や、文系学部でのOR教育、東工大キャリアアップMOTなど社会人を対象としたさまざまな教育での経験を踏まえて、ビジネスパーソンに対するOR教育の目的と方策について、事例を交えながら考察し、SCMのストーリーを軸としたOR教育など具体的な提案を行いたい。
事務局からのお知らせ
研究部会29名、懇親会14名にて実施しました。

第22回研究部会の報告

題目:ローカルサーチ法による次世代数理計画法システムとその適用事例
講師:宮崎知明(MSI株式会社 技術顧問・数理モデリング研究所所長)

日時:2014年5月27日 18:30から20:30まで
場所:株式会社 富士通総研 本社事務所 大会議室

〒105-0022東京都港区海岸1-16-1 ニューピア竹芝サウスタワー 5階
アクセス方法はこちらをご参照ください。

講演要旨

数理計画法システムが一歩進化いたしました。次世代数理計画法システムとして、2012年にフランスからLocalsolverという名前で商品化され、日本ではMSI株式会社(Xpress等の日本代理店)で販売を開始いたしました。

LocalSolverは大規模組合せ最適化問題用に局所探索解法をベースとして汎用化したシステムであり、最新のIT技術(ハード、ソフトの両方)を駆使したシステムとなっています。従来の混合整数計画法システムでは現実的に解くことができなかった800万以上の0-1整数変数をも実用的に解くことができます。

さらに、モデリングに関しても、求めたい値を意思決定変数として定義し、目的関数と制約条件を意思決定変数を使用して非線形表現(論理式、非線形式、条件式を含む)で定義するだけで定式化可能であり、プログラミングの経験があれば、だれでも使用可能です。

LocalSolverは、従来のLP問題、MIP問題、CP問題、NLP問題をカバーできます。本講演では、LocalSolverの概要および適用事例について紹介させて頂きます。

講演資料

講師の許可をいただき、講演資料をpdfにて公開しております。下の画像をクリックしてダウンロードしてください。

事務局からのお知らせ

研究部会15名、懇親会7名にて実施しました。

講師から講演要旨でご紹介いただきましたLocalSolverのホームページは
http://www.msi-jp.com/localsolver/
とお知らせいただいています。また、下記にリーフレットが掲載されていましたのでご紹介します。
http://msi-jp.com/localsolver/archive/LocalSolver_20130424.pdf

講師の宮崎様が今春のOR学会でご講演された際の原稿をお預かりしました。今回のご講演内容に近いものということですので皆様のご参考までに下記にアップしています。
http://scsr.jp/document/20140527_SCSR_miyazaki.pdf

また、講師には、2005年に当研究部会の前身となったSCN研究部会にて次のタイトルでご講演いただきました。

題目:日本型SCMの導入動向と課題―2010年を前提として
講師:宮崎 知明(株式会社富士通総研 研究開発部主席研究員

当時の資料が下記にアップしてありますのでご参考までにどうぞ。
http://www.geocities.jp/scn_rf/meetingRecord/no04.html

第23回研究部会の報告

題目:新しい小売形態オムニチャネルを支えるサプライチェーン
講師:渡辺 重光(株式会社 フレームワークス 代表取締役会長)

日時:2014年6月24日 18:30から20:30まで
場所:青山学院大学 総研ビル9階16会議室

青山学院大学(青山キャンパス)へのアクセスはこちら、キャンパスマップはこちらです(マップには建物名が記載されていませんが、正門を入ってすぐ右の建物になります)。
〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25 TEL 03-3409-8111(代表)

講演要旨

最近マスコミにも登場し始めたオムニチャネルという小売形態は、ネットコマースと言われるウエブ媒体を生かした通販と、リアルといわれる実店舗による販売やサービスの提供とを有機的に組合せて、今までにない多様で新しい個人と商品の関係を生み出そうというものです。

まだ手探りの状態とも言えますが、新しい技術やビジネスモデルによって、多くの事例が生まれつつあり、今後の可能性を期待されています。これからの時代は「モノの提供からコトの提供へ」変わっていくと言われていますが、それを実現することのできるサプライチェーンの構築が求められています。

今回は流通・小売業のロジスティクスにおける成功事例を紹介し、また、研究開発段階技術の実証事例等から、今後のサプライチェーンについての課題と可能性を考察したいと思います。

講演資料

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事務局からのお知らせ

講師の近著として下記をご紹介いただいています。
タイトル:「~オムニチャネル時代を勝ち抜く~ 物流改革の教科書」
著者:秋葉淳一、渡辺重光
出版社:幻冬舎

参加者35名、懇親会15名にて実施しました。

第24回研究部会の報告

題目:海外物流インフラの現状と物流政策シミュレーション
講師:柴崎隆一:(一財)国際臨海開発研究センター(OCDI、国土交通省より出向)

日時:2014年7月22日 18:30から20:30まで
場所:青山学院大学 総研ビル9階16会議室

青山学院大学(青山キャンパス)へのアクセスはこちら、キャンパスマップはこちらです(マップには建物名が記載されていませんが、正門を入ってすぐ右の建物になります)。
〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25 TEL 03-3409-8111(代表)

講演要旨

講演者は過去約10年に渡り、世界各地を対象に港湾・海運から国際陸上輸送まで含めた国際インターモーダル輸送ネットワーク上での貨物流動モデルを構築して来ました。具体的には、中国、アセアン各国、APEC、中央アジア、北米(大陸横断輸送とパナマ運河の選択)、中米などをこれまで対象としています。また現在は、エジプトのスエズ運河庁と一緒に、世界海運のルート選択モデルなども構築しています。

一方で、入手可能なデータのレベルもインフラ状況も異なる世界の各地域でモデルを適用することを念頭に置いているため、モデルのアルゴリズムをあまり複雑にしても意味はなく、データをどうやって入手するか(ローカルなデータだけでなく、あまり安価ではないですがグローバルレベルのデータも活用しています)や、現況再現性をどうやって・どの程度まで確保するかなど、プラクティカルな問題に直面することも多く、現地の感覚をなるべく養うという観点から、できるだけ現地の港湾や荷主・物流事業者などに足を運んでお話を伺い、越境輸送ルートなどもなるべく自分で通ってみることをモットーとしています。

今回は、そのような観点でこれまで足を運んだ各地の港湾やその他インフラ施設の中から、アジア地域を中心に、アセアンや中国・中央アジア、また東アジアと欧州間の国際輸送ルートなどを対象に、各地の現状やモデルを使ったシミュレーションの結果などをご紹介させていただきます。どちらかといえば、現状の話が中心になるかもしれません。

講演資料

講師の許可をいただき、講演資料をpdfにて公開しております。下の画像をクリックしてダウンロードしてください。

事務局からのお知らせ

研究部会28名、懇親会11名にて実施しました。

第25回研究部会の報告

題目:時間単位の需要予測とスマートアプリ連動が生み出す売り場・買い場の相互学習戦略
講師:竹之内 隆(トレンド・トラップ株式会社 代表取締役)

日時:2014年10月27日(月曜日) 18:30から20:30まで
場所:(株)構造計画研究所 本所新館(東京) 《新館地下1階 レクチャールーム》

所在地:〒164-0011 東京都中野区中央4-5-3
アクセス:東京メトロ 丸ノ内線 「新中野」駅 1番,2番出口より徒歩約1分
地下鉄新中野駅から会場へのアクセスマップは、こちらをご利用ください。

地図には「本所新館」と「本所」の2か所がマークされていますが、研究部会は「本所新館」という建物になりますのでご注意ください。

講演要旨

2014年3月のまだ肌寒い4日から7日まで、東京ビッグサイトで開催された「リテールテックJAPAN 2014」にトレンドトラップは需要予測エンジンとして出展しました。初日に、わざわざ北海道から来たという某コンビニチェーン情報システムに勤務するという方が開口一番 “時間単位の需要予測はできますか?”
聴けば、すでにオラクルの需要予測システムを稼働中との由
そこから弊社の時間単位の需要予測への挑戦がはじまりました。
いまだ、途半ばですがインメモリー、Stored Procedureのネイティブコンパイル、列インデックスなど、できることは手当たり次第にチャレンジしています。
しかし、実際に需要予測を使って次の一手をみいだし、アクションをとるのは最前線で現実と戦う現場の方々です。
彼の方々に、IT考具としてお役に立つにはインメモリーは単純に“速い”だけです。
私どもはビジネス・ストーリーにそって最前線の方々にIT考具として、“データで考える”考具になる、それぞれストーリーの局所・場面での重回帰予測やシミュレーションの使い方をシナリオとして準備し、お役にたてればと努力しております。
現場といえば、店舗や物流センター、工場でしょう。24時間いつでも、地球のどこでも使えるIT考具としてクラウドコンピューティングを利用しはじめました。
発展途上ですが、私たちの取組をご紹介します。

講演資料

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事務局からのお知らせ

研究部会は23名で実施しました。



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