+ サプライチェーン戦略研究部会(略称SCSR)

SCSR

研究部会活動記録

主査:竹田 賢(青山学院大学)
幹事:草刈君子

顧問:高井英造(㈱フレームワークス)
回数 部会実施日 講演題目 講演者(所属) 参加人数 詳細へのリンク
38 2017/3/22 IoTを活用した、日本型技能者育成システムの提案 山本邦雄(横河ソリューションサービス株式会社 シニアコンサルタント) 23人 Link
39 2017/5/23 OR理論を緩和問題として利用する非構造的問題に対するアプローチ -– 開発事例の紹介 -- 野末尚次(数理モデリング研究所 所長) 21人 Link
40 2017/6/20 計画系システム開発に於けるソフトウェア・アーキテクチャとOR アルゴリズムの連携の重要性 -– 開発事例の紹介 -- 野末尚次(数理モデリング研究所 所長) 26人 Link
41 2018/4/9 ビジネスにおける需要予測への科学的分析ツールの活用可能性 山口雄大(株式会社 資生堂 サプライネットワーク本部 プレステージブランド 需要予測チームリーダー) 75人 Link
42 2018/5/22 企業研修におけるSCMゲームの実施と効果 高井英造((株)フレームワークス)、河合亜矢子(学習院大学)、大江秋津(日本大学) 39人 Link
43 2019/1/24 多品種少量・短納期要求に対応する”機動生産管理”の提案 野本真輔((株)構造計画研究所) 34人 Link
44 2019/2/26 次世代のAIを実現するLocalSolver 8.5 宮崎 知明(MSI株式会社 技術顧問) 22人 Link
45 2019/5/27 アップルにおけるサプライチェーンの進化 竹内一正(ノンフィクション作家。元パナソニック、アップル) 62人 Link
46 2019/6/18 日立のロジスティクスソリューションのご紹介 - 実務へ適用するための苦労話を添えて- 宮下直子(株式会社日立製作所 研究員) 35人 Link
47 2019/7/22 第4次産業革命と日本の中小製造業の未来 〜「小説 第4次産業革命」で伝えたかったこと 〜 藤野直明 (株式会社 野村総合研究所 主席研究員 /日本オペレーションズリサーチ学会 フェロー ) 44人 Link
48 2019/11/19 データドリブンな次世代物流プラットフォーム構築に向けて 小林孝嗣 (GROUND(株)開発本部 本部長 / Ph.D.) 29人 Link
49 2019/12/18 北米リーン生産方式推進団体「AME」カンファレンスレポートと、北米製造業現況について 館岡 浩志 (ビジネスエンジニアリング アメリカ 社長 [旧東洋ビジネスエンジニアリングUSA] )、吉原 一記(ビジネスエンジニアリング株式会社 プロダクトコンサルティング部 部長) 23人 Link
50 2020/02/20 ヒューリスティクス的需要予測の有効性に関する研究 ~AHPを用いた新しい需要予測モデルの提案~ 山口 雄大 (株式会社 資生堂 サプライネットワーク本部 デマンド・サプライマネジメントグループ) 26人 Link

第38回研究部会の報告

題目:IoTを活用した、日本型技能者育成システムの提案
講師:山本邦雄(横河ソリューションサービス株式会社 シニアコンサルタント)

日時:2017年3月22日(水) 18:30から20:30まで
場所:青学総研9階16会議室
青山学院大学(青山キャンパス)へのアクセスはこちら、キャンパスマップはこちらです(マップには建物名が記載されていませんが、正門を入ってすぐ右の建物になります)。

講演要旨

日本オペレーションズ・リサーチ学会2017年春季研究発表会でIOTを活用したオペレータ別最適化制約条件の設定。また、早稲田大学IPS・北九州コンソーシアムと化学技術振興機構のリサーチコンプレックス推進プログラムの北九州市FSプロジェクトに今年から早稲田の依頼で弊社のIOTを活用した現場生産性改善手法を基にIOT AIの実証実験を行っております。今回は、その骨子であるIoTを活用した日本型技能者育成システムのご紹介をさせていただきます。

講演資料

講師の許可をいただき、講演資料をpdfにて公開しております。下の画像をクリックしてダウンロードしてください。


事務局からのお知らせ

研究部会23名、懇親会10名にて実施しました。

第39回研究部会開催報告

題目:OR理論を緩和問題として利用する非構造的問題に対するアプローチ -– 開発事例の紹介 --
講師:野末尚次(数理モデリング研究所 所長)

日時:2017年5月23日(火) 18:30から20:30まで
場所:青学総研9階16会議室
青山学院大学(青山キャンパス)へのアクセスは
こちら、キャンパスマップはこちらです(マップには建物名が記載されていませんが、正門を入ってすぐ右の建物になります)。

講演要旨

現実の世界での計画の立案は、サイモンが「非構造的」と呼んだ複雑な問題であり、単純なアルゴリズムで解決することは殆ど不可能です。このような問題に対しては、一部の制約を緩和した求解可能なOR 問題を解いて、問題の上・下限値を求め、これを利用して有効な代替え案を生成し、その中から最適解を探索する方式が非常に有効です。

また、ソフトウェア開発では、これまでシステム開発の方法論を修得した「スーパーSE」の教育が中心でしたが、最近になって、どの様なアーキテクチャで開発するかを考えられる「スーパー・アーキテクト」の育成が重要と認識され、この育成を始めています。

これはOR でも同じで、実用的な問題を解くときに、特定のアルゴリズムの専門家が我武者羅にアプローチするのではなく、課題全体を捉えて、どのようなアーキテクチャで問題に対処するかを考えることが重要だと思います。

今回は、私が開発した計画システムを参考にして、これらの重要性をご紹介いたします。

講演資料

講師の許可をいただき、講演資料をpdfにて公開しております。下の画像をクリックしてダウンロードしてください。なお、講師から最新版の資料をご提供いただきましたので研究部会当日紙配布しましたスライドも含まれています。


事務局からのお知らせ

研究部会21名、懇親会7名にて実施しました。

今回の講師の野末様には今回を含め全二回のご講演をお願いしています。第一回目となる今回の題目は
「OR理論を緩和問題として利用する非構造的問題に対するアプローチ -– 開発事例の紹介 --」
です。第二回目の題目は
「計画系システム開発に於けるソフトウェア・アーキテクチャとOR アルゴリズムの連携の重要性 -– 開発事例の紹介 --」
を予定しています。第二回目は6月20日に行います。なお、講演要旨は全二回の内容を指しています。

なお、講師の野末様に当研究部会の前身であるサプライチェーンネットワーク研究部会でご講演いただいた資料が こちらこちらにありますので併せてお知らせします。

第40回研究部会開催報告

題目:計画系システム開発に於けるソフトウェア・アーキテクチャとOR アルゴリズムの連携の重要性 -– 開発事例の紹介 --
講師:野末尚次(数理モデリング研究所 所長)

日時:2017年6月20日(火) 18:30から20:30まで
場所:青学総研9階16会議室
青山学院大学(青山キャンパス)へのアクセスは
こちら、キャンパスマップはこちらです(マップには建物名が記載されていませんが、正門を入ってすぐ右の建物になります)。

講演要旨

現実の世界での計画の立案は、サイモンが「非構造的」と呼んだ複雑な問題であり、単純なアルゴリズムで解決することは殆ど不可能です。このような問題に対しては、一部の制約を緩和した求解可能なOR 問題を解いて、問題の上・下限値を求め、これを利用して有効な代替え案を生成し、その中から最適解を探索する方式が非常に有効です。

また、ソフトウェア開発では、これまでシステム開発の方法論を修得した「スーパーSE」の教育が中心でしたが、最近になって、どの様なアーキテクチャで開発するかを考えられる「スーパー・アーキテクト」の育成が重要と認識され、この育成を始めています。

これはOR でも同じで、実用的な問題を解くときに、特定のアルゴリズムの専門家が我武者羅にアプローチするのではなく、課題全体を捉えて、どのようなアーキテクチャで問題に対処するかを考えることが重要だと思います。

今回は、私が開発した計画システムを参考にして、これらの重要性をご紹介いたします。

講演資料

講師の許可をいただき、研究部会当日に使用された最終版の講演資料をpdfにて公開しております。下の画像をクリックしてダウンロードしてください。


事務局からのお知らせ

研究部会26名、懇親会12名にて実施しました。

なお、講師の野末様に当研究部会の前身であるサプライチェーンネットワーク研究部会でご講演いただいた資料が こちらこちらにありますので併せてお知らせします。

第41回研究部会開催報告

題目:ビジネスにおける需要予測への科学的分析ツールの活用可能性
講師:山口雄大(株式会社 資生堂 サプライネットワーク本部 プレステージブランド 需要予測チームリーダー)

日時:2018年4月9日(月) 18:30から20:30まで
場所:青山学院大学 総研ビル11階19会議室(大学の研究棟にある会議室をお借りしています。廊下での会話、携帯電話での通話はお控えいただくようお願いいたします)
青山学院大学(青山キャンパス)へのアクセスは
こちら、キャンパスマップはこちらです(マップには建物名が記載されていませんが、正門を入ってすぐ右の建物になります)

講演要旨

消費財ビジネスにおいて、需要を正しく予測することは、販売機会の損失や過剰在庫を同時に抑制し、売上と利益の拡大に貢献します。一方で、過去データのない新商品の需要予測は難易度が高く、様々な情報を考慮して多面的に考えることが重要になります。その一つにマーケターの経験に基づく感覚があるのですが、それをロジカルに定量化するには、AHP(階層化意思決定法)が有効です。実際に化粧品需要予測にAHPを活用している事例を紹介しながら、科学的分析ツールのビジネスへの応用可能性について議論できればと思います。他、問題の根本原因を発見するCRTの応用事例や、LSCによるSCMパフォーマンスの評価の妥当性についても、具体的に述べたいと考えています。
◆参考WEBサイト記事URL
『「需要予測」こそがメーカーの競争力の源泉である』
http://www.njg.co.jp/post-26377/
SCMとマーケティングを結ぶ需要予測の役割と重要性について簡単に紹介しています。

事務局からのお知らせ

研究部会75名、懇親会23名にて実施しました。

第42回研究部会開催報告

題目:企業研修におけるSCMゲームの実施と効果
講師:高井英造((株)フレームワークス)、河合亜矢子(学習院大学)、大江秋津(日本大学)

日時:2018年5月22日(火) 18:30から20:30まで
場所:青山学院大学 総研ビル8階10会議室
(大学の研究棟にある会議室をお借りしています。廊下での会話、携帯電話での通話はお控えいただくようお願いいたします)
青山学院大学(青山キャンパス)へのアクセスは
こちら、キャンパスマップはこちらです(マップには建物名が記載されていませんが、正門を入ってすぐ右の建物になります)

講演要旨

サプライチェーンの動的な特性であるブルフィップ現象を実感し、その克服を学ぶ手段として、ゲームよる疑似体験が有効であり、60年代のMITによる「ビールゲーム」からはじまり、現在ではPCを用いた様々な提案がなされている。筆者らが開発したスマートフォンを用いたゲームをご紹介し、その簡便性と実行速度によって、大学だけでなくさまざまな企業の研修に用いられ、効果をあげている状況についてご報告する。
1)高井英造「教育用SCMゲームの概観、国内・海外における事例」
2)河合亜矢子「オンラインSCMゲームの概要と演習紹介」(簡単な実習を含む)
3)大江秋津「SC専門家の意識変化を生むSCゲームの教育効果のメカニズム」

講演資料

講師の許可をいただき、講演資料をpdfにて公開しております。下の画像をクリックしてダウンロードしてください。なお、研究部会当日の紙での配布は行いませんので研究部会に参加される方は各自ダウンロードの上でご持参ください。

事務局からのお知らせ

研究部会39名、懇親会15名にて実施しました。

第43回研究部会開催報告

題目:多品種少量・短納期要求に対応する”機動生産管理”の提案
講師:野本真輔((株)構造計画研究所)

日時:2019年1月24日(木) 18:30から20:30まで
場所:青山学院大学 総研ビル16会議室

講演要旨

従来の生産管理とは異なる管理サイクルで、日本の現場力とチームワークを活かす「機動生産」の管理手法とシステム、実現するために必要な4つのことを紹介します。
導入事例では、どのように現場課題を認識し克服し、部署間の対立をどのように乗り越えたのかを、ご紹介します。

講演資料

講師の許可をいただき、講演資料をpdfにて公開しております。下の画像をクリックしてダウンロードしてください。


事務局からのお知らせ

研究部会34名、懇親会7名にて実施しました。

第44回研究部会開催報告

題目:次世代のAIを実現するLocalSolver 8.5
講師:宮崎 知明(MSI株式会社 技術顧問)

日時:2019年2月26日(火曜日) 18:30から20:30まで
場所: 貸会議室プラザ 八重洲北口3階8号室

講演要旨

長文のためpdfにて掲載します。こちらです。

講演資料

講師の許可をいただき、講演資料をpdfにて公開しております。こちらです。また、Localsolverの情報に関しましてはMSIのホームページ:https://www.msi-jp.com/localsolver/をご参照いただきたいとの講師からのコメントをいただいております。

事務局からのお知らせ

研究部会22名、懇親会6名にて実施しました。

第45回研究部会開催報告

題目:アップルにおけるサプライチェーンの進化
講師:竹内一正(ノンフィクション作家。元パナソニック、アップル)

日時:2019年5月27日(月) 18:30から20:30まで
場所:青山学院大学 総研ビル11階19会議室

講演要旨

今回の研究部会は、講師に近著「アップルさらなる成長と死角~ジョブズのいないアップルで起こっていること」(ダイヤモンド社)を中心に、ジョブズの後を継いで、アップルをさらなる成長につなげたティム・クックのサプライチェーン改革についてお話頂きます。最近プレジデント・オンラインに書かれた下記の記事も興味深いのでご覧下さい。
「アップル最新CMに隠されたGAFAへの怒り」

① ジョブズがいないアップルで30兆円のキャッシュが稼げたワケ
② アップルの強みと意外な弱み
③ 最下層の組織オペレーション部門のティム・クックをなぜジョブズはCEOに 指名したのか
④ iPhoneが成功した3つの理由
⑤ ティム・クックのサプライチェーンマネジメントとは
⑥ もし、ジョブズが生きていたら

講演資料

講師の許可をいただき、講演資料をpdfにて公開しております。下の画像をクリックしてダウンロードしてください。

事務局からのお知らせ

研究部会62名、懇親会9名にて実施しました。

第46回研究部会開催報告

題目:日立のロジスティクスソリューションのご紹介 - 実務へ適用するための苦労話を添えて-
講師:宮下直子(株式会社日立製作所 研究員)

日時:2019年6月18日(火) 18:30から20:30まで
場所:青山学院大学 総研ビル16会議室

講演要旨

eコマース普及,配送ニーズ多様化に伴う人材不足や長時間労働の解消に向けて,トラック数を減らしつつも,配送遅延を起こさずに配送することが物流業界の重要な経営課題となっている。
効率的な配送計画立案に関する研究は1970年代から行われており,車両積載量上限,納品時間枠,複数の車両サイズなど,様々な制約を考慮した配送計画モデルが多数提案されている。また,これらの配送計画を解くために,ヒューリスティクスをはじめ,多くのアルゴリズムも提案されている。ところが,実際の現場では,既存研究では考慮していない制約を有することがある。例えば,配送先での荷卸しに要する時間が時間帯別に異なることや,物流センタの荷積・荷卸場の作業制約を考慮することなどである。
本発表では,このような現場の要件を取り込みつつ,高速(300配送先 5分)に解を得ることができる配送計画立案技術を紹介する。

講演関連資料

講師から参考資料として次の2ファイルをいただいています。

および関連URLとして下記をお知らせいただきましたのでご案内します。

事務局からのお知らせ

研究部会35名、懇親会11名にて実施しました。

第47回研究部会開催報告

題目:第4次産業革命と日本の中小製造業の未来 〜「小説 第4次産業革命」で伝えたかったこと 〜
講師:藤野直明 (株式会社 野村総合研究所 主席研究員 /日本オペレーションズリサーチ学会 フェロー )

日時:2019年7月22日(月) 18:30から20:30まで
場所:青山学院大学 総研ビル16会議室

講演要旨

 ここ数年、第4次産業革命というワードから、デジタライゼーション、デジタルトランスフォーメーションとスローガンが変って、IOTやAIなどの要素技術を活用した実証?を行うという、いわゆるPOCが多数行われてきています。これは興味深い現象ですが、今、あらためて何のための技術導入なのかという、目的設定が問われているのではないでしょうか。目的が不明なままのPOCでは、本格展開は困難です。小説という形態で伝えたかったのは、まずこの点です。
 小説では、中小企業を題材にしていますが、もちろん大企業でも技術的にはおなじことです。問題は、オペレーションズ・マネジメント(OM)の主要課題である、事業部門のOM全体(起案、企画、設計、実装、運用保守・・)に対し、責任を負う部門を設置できるか、またその組織を、人材やマネジメントの知識やノウハウを含めきちんと機能させることができるかどうなのです。もはや、経験とカンではどうにもならない世界がそこにあることを皆理解しはじめたといえます。
 日本では、責任をおしつけて、毎年首をすげ替えたあげく、誰も担当できなくなり、結局組織が解散した、という笑えない話さえあります。一方、海外ではSCMやOMの担当部門トップは、CFOを経て、CEOへキャリアアップする登竜門という位置づけの企業も少なくありません。筆者もそうあるべきと考えます。
 OMの経営上の位置づけには、日米で大きなコントラストがあります。なぜ難しいかといえば、「部分最適の積み上げは全体最適とならず、むしろ機能不全をもたらす危険性も高い」というSCMやOMで問われる企業内オペレーションの合成の誤謬に対峙しなければならないからです。

 研究部会では、技術的な話ではなく、マネジメントの視点から、現在発生している日本企業特有の現象を紹介し、OMの視座から、経営戦略を議論してみたいと思っています。小説では、この点も意図したつもりです。皆様の評価を楽しみにしています。

講演関連資料

講師から参考資料として次のファイルをいただいています。

事務局からのお知らせ

研究部会44名、懇親会14名にて実施しました。

第48回研究部会開催報告

題目:データドリブンな次世代物流プラットフォーム構築に向けて
講師:小林孝嗣 (GROUND(株)開発本部 本部長 / Ph.D.)

日時:2019年11月19日(火) 18:30から20:30まで
場所:青山学院大学 総研ビル16会議室

講演要旨

これまで商物分離が主流だった流通にアマゾンが高度技術と購買関連データを最大限に駆使して商物一致を謳いつつ物流の世界に革命を起こしました。その背景にあるのは、インターネット、特にモバイル端末からいつでもどこからでも欲しいものを検索・比較・購入・共有ができる現在では、商物分離してきた物流が商物一致を求める消費者ニーズに合った成長を描くことはかなり厳しいというものです。今回の講演では、世の中にあるデータをどう活用できるのかを、①データ活用事例の紹介、②協業事例の紹介、そして③ロボットx人工知能の合体事例、と重ねながら、GROUNDで挑戦している次世代物流プラットフォームの概要と考え方お伝えできればと思います。

講師紹介

株式会社アイ・オー・データ機器で経理・財務・内部監査担当として国内外の事業所 の経営管理全般に従事。 その後、米国イェール大学で修士、インディアナ大学で博士号を取得し、インディア ナ大学とミシガン大学で多変量解析の授業を担当。
帰国後、ZS Associatesで定量的手法を駆使し、製薬企業向けの営業・マーケティン グ戦略策定を支援。 また、アイ・エム・ジェイでは、顧客行動分析・広告予算配分最適化・需要予測領域 での新規事業開発およびR&Dを統括する。 その後は、スタートアップでの新規事業開発から総合商社による投資案件のビジネス デューデリジェンスまで、定性的・定量的なアプローチを使って支援した後、2017年 にGROUND 株式会社に参画。

講演関連資料

ご講演でご紹介いただきました内容につき関連情報のリンクをご紹介いただいきましたのでお知らせします(AMRとGripperのURL内で、ロボットの動きを紹介する動画を参照できます)。

併せて、今回の研究部会の内容につきコーポレートニュースに掲載され、本研究部会でも引用可能との連絡をいただきましたのでリンクをお知らせします。

事務局からのお知らせ

研究部会29名、懇親会9名にて実施しました。

第49回研究部会開催報告

題目:北米リーン生産方式推進団体「AME」カンファレンスレポートと、北米製造業現況について
講師:館岡 浩志 (ビジネスエンジニアリング アメリカ 社長 [旧東洋ビジネスエンジニアリングUSA] )、吉原 一記(ビジネスエンジニアリング株式会社 プロダクトコンサルティング部 部長)

日時:2019年12月18日(水) 18:30から20:30まで
場所:ビジネスエンジニアリング株式会社 本社 20F会議室 (東京都千代田区大手町)

講演要旨

AME(Association for Manufacturing Excellence)はシカゴに本拠を置く、人間中心のリーダーシップにより生産業務改善を目指す活動団体です。
世界最大のリーン生産・リーンシンキングのイベントである「AME Chicago 2019」の参加レポートとともに、弊社北米拠点がみた北米製造業の現況をお伝えします。

事務局からのお知らせ

研究部会23名、懇親会8名にて実施しました。

第50回研究部会開催報告

題目:ヒューリスティクス的需要予測の有効性に関する研究 ~AHPを用いた新しい需要予測モデルの提案~
講師:山口 雄大 (株式会社 資生堂 サプライネットワーク本部 デマンド・サプライマネジメントグループ)

日時:2020年02月20日(木) 18:30から20:30まで
場所: 貸会議室プラザ 八重洲北口[5階-1号室]

講演要旨

データの不確実性が高い新製品の需要予測は、多くの製造業において、悩ましい問題です。この新製品の需要予測について、AHP(階層化意思決定法)を応用した新しい予測モデルを提案し、その有効性について検証した結果についてご報告します。
本研究ではヒューリスティクスな特徴を持つ AHP を使った予測モデルを提案し、広く使われている分析的な予測モデルと精度を比較することで、その有効性について検証し、さらに、ヒューリスティクスの欠点とも言える根拠の信頼性を補足するため、AHP 需要予測の過程で算出できる指数「市場感応度バイアス」で予測値の信頼性を定 量評価する案を提示します。

事務局からのお知らせ

研究部会26名にて実施しました。


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