SCSR

研究部会活動記録

主査:伊倉義郎(株式会社サイテック・ジャパン)
幹事:草刈君子()

顧問:高井英造(株式会社フレームワークス)
顧問:竹田 賢(青山学院大学)
顧問:加納 政志(株式会社日立製作所)
回数 部会実施日 講演題目 講演者(所属) 参加人数 詳細へのリンク
54 2023/04/10 物流アルゴとロボティックス、—ORによる日本復活を目指して— 伊倉 義郎 ((株)サイテック・ジャパン 社長) 35人 Link
55 2023/06/21 —物流クライシス対応— 「日本の物流は次々に襲われる物流リスクを乗り越えられるか」 荒木 協和 [アラキ ヤスカズ](サンスター グループロジスティクス研究室 室長) 22人 Link
56 2023/08/31 生成AIとカイゼンAIの現状と未来 竹之内 隆(トレンド・トラップ株式会社 代表取締役、明治大学大学院兼任講師) 18人 Link
57 2023/11/08 業務を最適化を支援するDXとメタバースプラットフォームとは(日本が誤解しているプラットフォームと海外企業からヒヤリングしてわかった本質的なプラットフォームとは) 山本 邦雄 (MCS研究所 代表) 12人 Link
58 2024/01/18 アイディア作成と科学的な検証を推進する「ビジネスの羅針盤」 小泉昌紀(日本電気(株)コーポレート事業開発部門 ディレクター、中小企業診断士) 18人 Link
59 2024/03/18 持続可能な物流に向けたロジスティクスソリューションのための配車計画 瀬戸明嶺(株式会社日立製作所 研究員)、細田順子(株式会社日立製作所 主任研究員) 20人 Link
60 2024/05/17 スタートアップの基礎と実務、製造・流通分野での取り組み 中田宙志(株式会社Jij(ジェイアイジェイ) 取締役COO)、馬場俊輔(株式会社Jij(ジェイアイジェイ)) 18人 Link
61 2024/07/23 物流DXとその活用 田中 純夫(ロジダイン株式会社 代表取締役) 11人 Link
62 2024/08/28 在庫型物流センターにおける自動化の取り組み ~人と機械のベストマッチを目指して 吉田 琢史(株式会社東芝 研究開発センター 知能化システム研究所 システムAIラボラトリー 研究主幹) 17人 Link
63 2024/11/13 小売業界におけるSCM戦略とそのDXにおける課題 大島 義正(KMコンサルティング株式会社 代表取締役) 21人 Link
64 2025/03/15 量子アニーリングマシンを用いた応用問題の解決 中田和秀(東京科学大学 工学院 経営工学系 教授) 20人 Link
65 2025/07/10 現実問題における生産スケジューリングとHexaly評価 魚井英生(株式会社ブレインパッド、アナリティクスコンサルティングユニット シニアリードデータサイエンティスト)、羽田充宏(株式会社ブレインパッド、アナリティクスコンサルティングユニット データサイエンティスト) 29人 Link
66 2025/08/20 日本企業における社会変化にともなう人材育成の課題と対応策 - 「AI活用による配車スケジュール要件定義の効率化と精度向上」を実現するエンジニアを育成するには - 山本邦雄(MCS研究所 代表、株式会社 IS&C事務所 国際 コンサルティング グループ WCG(World Consulting Group)) 15人 Link
67 2025/10/25 サプライチェーンの需要計画立案業務におけるDX推進事例の紹介 石渡健祐(花王株式会社 デジタル戦略部門 DXソリューションズセンター チーフデータサイエンティスト) 21人 Link

第54回研究部会の報告

題目:物流アルゴとロボティックス、—ORによる日本復活を目指して—
講師:伊倉義郎 ((株)サイテック・ジャパン 社長)

日時:2023年04月10日(月) 18:30から20:00まで
場所:秋葉原No51会議室(〒101-0023 東京都千代田区神田松永町7 ヤマリビル 801 ふれあい会議室)
参加費:OR学会正会員と賛助会員は無料、非会員は1,000円

講演要旨

今後の日本の成長分野の一つとして、ロボット産業が挙げられます。多数のロボットを効率的に利用して、生産や 物流システムを自動化することが今後ますます進化すると考えられます。一方で、ロボットのスケジューリングや 最適運用方法についてはこれからの研究開発の余地が大きい分野であるともいえます。このような背景を踏まえて、 最適化モデルが完全自動物流システムにとって必須であることや、いかに効率的なロボット活用が物流アルゴリズムの 実装に帰着するかを示し、具体例とその取り組みについて解説します。特に、自動運転を実装した貨物トラックによる 配送ネットワークや、倉庫内での自動ピッキングオペレーションについての具体例を交えて論じます。

配送ネットワークにおける自動運転車の導入では、配車ソフトが鍵になると思われます。但し、対象となる配車問題は リアルタイムデータを含んだ大規模な整数計画問題となることが予想され、短期スケジューリング問題として繰り返し 解く必要性や、ディスパッチ問題として一部をフィックスして残りを高速に解くなどの工夫が必要となります。その 定式化や解法のアイデアについて簡単に紹介します。

倉庫内のピッキング問題についても、現在自動化が進んでいます。これまでの実例を挙げながら、問題のポイント となる決定変数が何であるべきかや、ロボットとの連携方法について紹介します。また、需要予測との関連で製品 入庫(ストウ)戦略と合わせた全体最適化が望まれることも議論します。

お知らせ

研究部会35名、懇親会12名にて実施しました。

第55回研究部会の報告

題目:—物流クライシス対応— 「日本の物流は次々に襲われる物流リスクを乗り越えられるか」
講師:荒木 協和 [アラキ ヤスカズ](サンスター グループロジスティクス研究室 室長)

日時:2023年06月21日(水) 18:30から20:00まで
場所:(株)構造計画研究所 本所新館(東京) 《新館地下1階 レクチャールーム》 (〒164-0011 東京都中野区中央4-5-3)
参加費:OR学会正会員と賛助会員は無料、非会員は1,000円

講演要旨

絶対に来る大震災とドライバー不足
企業は大きく分けて、自然災害・経済変化・世界の政治変化・社内障害など、4つのリスクに見舞われています。これらのリスクが発生する度に物資は大きな影響を受けることになります。
今回は災害リスクとドライバー不足という、現在最も危惧されているリスク対応につて、今日用雑貨企業として取り組んでいる物流対応をご紹介します。

研究部会からのお知らせ

研究部会22名、懇親会10名にて実施しました。

第56回研究部会の報告

題目:「生成AIとカイゼンAIの現状と未来」
講師:竹之内 隆(トレンド・トラップ株式会社 代表取締役、明治大学大学院兼任講師)

日時:2023年08月31日(木) 18:30から20:00まで
場所:(株)構造計画研究所 本所新館(東京) 《新館9F アセンブリホール》(〒164-0011 東京都中野区中央4-5-3)
参加費:OR学会正会員と賛助会員は無料、非会員は1,000円

講演要旨(2024年2月加筆あり)

2023/08/31OR-サプライチェーン戦略研究部会 (notion.site)

講演補足資料(2024年2月追記)

講師から「昨年8月にお話しした 生成AIとカイゼンAIについて 補足しました。今回はタイタニック・データセットで検証してます。」として次の形でお知らせいただきましたのでご案内します。
  1. 生成AIとカイゼンAI:AIドリブン企業改革への新たな道筋
  2. 探索的データ解析(EDA)の活用

研究部会からのお知らせ

今回ご講演いただく竹之内様には2014年に当研究部会でご講演いただいたことがあります。当時のご講演についてはこちらに題目、要旨と講演資料を記録していますのでお知らせします。
研究部会18名、懇親会9名にて実施しました。

第57回研究部会の報告

題目:業務を最適化を支援するDXとメタバースプラットフォームとは(日本が誤解しているプラットフォームと海外企業からヒヤリングしてわかった本質的なプラットフォームとは)
講師:山本 邦雄 (MCS研究所 代表)

日時:2023年11月08日(水) 18:30から20:00まで
場所:(株)構造計画研究所 本所新館(東京) 《新館地下1階 レクチャールーム》 (〒164-0011 東京都中野区中央4-5-3)
参加費:OR学会正会員と賛助会員は無料、非会員は1,000円

講演要旨

今回は、各学会でプラットフォームの議論をしていますが、プラットフォームの定義がバラバラであり、かつ日本にフィットした物がないのが現状である。
そこで、GAFAなどのプラットフォームや日本企業の状況などを分析し、研究・開発した日本にフィットしたメタバースやDXのプラットフォーム、コンサル手法についてデモを踏まえご説明させていただきます。

研究部会からのお知らせ

研究部会12名、懇親会8名にて実施しました。

第58回研究部会の報告

題目:アイディア作成と科学的な検証を推進する「ビジネスの羅針盤」
講師:小泉昌紀(日本電気(株)コーポレート事業開発部門 ディレクター、中小企業診断士)

日時:2024年01月18日(木) 18:30から20:00まで
場所:(株)構造計画研究所 本所新館(東京) 《新館地下1階 レクチャールーム》 (〒164-0011 東京都中野区中央4-5-3)
参加費:OR学会正会員と賛助会員は無料、非会員は1,000円

講演要旨

PDCAを口にしながらも、毎日大量の仮説検証をし続けている企業は、米国トップIT企業など限られた企業にとどまっています。客観的な技術性能と消費者の価値評価は異なるため、その差を埋めるためには、実データを基にした仮説検証が不可欠です。しかし、「アイディアを出し,それを検証する」というあまりに当たり前な行為が,いつからかビジネスの現場(商品開発、マーケティング、人事部門)から遠ざかっていないでしょうか?
私たちの「ビジネスの羅針盤」は、アイディアを効率的に出し、科学的検証を行うことで、ビジネスの仮説検証を推し進めるエンジンです。それを体験する場として、ワークショップを運営しています。だらだら会議する組織から,仮説検証をどんどん回す組織になりませんか?

講演関連資料

講師から参考WEBサイト記事URLをお知らせいただきましたのでご案内します。
  1. 自ら考えられ、自信を持って自ら説得できる 戦略策定で道に迷わない、ビジネスの羅針盤
  2. 日本マーケティング学会カンファレンス2023ベストオーラルペーパー賞, エシカル消費における態度-行動の乖離メカニズムとエシカル要因を価値に転換するコンセプトの検討
  3. Digital HR Competition2021 グランプリ(ピープルアナリティクス部門 ), パーパス実現につながるエンゲージメントスコア向上への取り組み

研究部会からのお知らせ

研究部会18名、懇親会9名にて実施しました。

第59回研究部会開催報告

題目:持続可能な物流に向けたロジスティクスソリューションのための配車計画
講師:瀬戸明嶺(株式会社日立製作所 研究員)、細田順子(株式会社日立製作所 主任研究員)

日時:2024年03月18日(月) 18:30から20:00まで
場所:(株)構造計画研究所 本所新館(東京) 《新館地下1階 レクチャールーム》 (〒164-0011 東京都中野区中央4-5-3)
参加費:OR学会正会員と賛助会員は無料、非会員は1,000円

講演要旨

物流業界は、2024年問題やEC需要増加により、労働者が不足しモノが運べない物流クライシスに直面しています。
また、カーボンニュートラルの実現に向けて脱炭素化への機運が高まっています。
日立は物流の効率化を目的に配送計画・実績収集・可視化・分析技術を開発し、2019年に現場の見える化から高度化まで一気通貫で実現する物流高度化サービス群「Hitachi Digital Solution for Logistics」としてリリースしました。
現在は、効率化だけでなくQuality Of Work向上・グリーン化に向けて機能拡張をしています。
本発表では配送計画機能に焦点を当て、労働規制に対応した物流ネットワーク設計・幹線輸送計画技術や、EV配送における配送途中のバッテリ切れ回避と拠点の電力ピークシフトを支援するEV充電・配送計画同時立案技術をご紹介し、今後の展望を述べます。

講演関連資料

講師から参考WEBサイト記事URLをお知らせいただきましたのでご案内します。
  1. 日立製作所配送最適化サービス
  2. An integrated approach to optimising inter-warehouse transportation for more efficient supply chains(幹線輸送最適化技術)
  3. カーボンニュートラルに向けたEV充電・配送ソリューションのサービス開発と展望

研究部会からのお知らせ

研究部会20名、懇親会12名にて実施しました。

第60回研究部会開催報告

題目:スタートアップの基礎と実務、製造・流通分野での取り組み
講師:中田宙志(株式会社Jij(ジェイアイジェイ) 取締役COO)、馬場俊輔(株式会社Jij(ジェイアイジェイ))

日時:2024年05月17日(金) 18:30から20:00まで
場所:(株)構造計画研究所 本所新館(東京) 《新館地下1階 レクチャールーム》 (〒164-0011 東京都中野区中央4-5-3)
参加費:OR学会正会員と賛助会員は無料、非会員は1,000円

講演要旨

イノベーションの創出と産業活性化の観点で、スタートアップの役割が期待されている。本講演では、製造・流通業の数理最適化分野におけるスタートアップと大企業・アカデミア間の連携促進を目的として、スタートアップの基礎知識を解説する。その上で、Jijの提供するプラットフォームJijZeptを用いて、製造・流通分野での取り組みの具体例について説明する。

講師略歴

研究部会からのお知らせ

研究部会18名、懇親会13名にて実施しました。

第61回研究部会開催報告

題目:物流DXとその活用
講師:田中 純夫(ロジダイン株式会社 代表取締役)

日時:2024年07月23日(火) 18:30から20:00まで
場所:(株)構造計画研究所 本所新館(東京) 《新館地下1階 レクチャールーム》 (〒164-0011 東京都中野区中央4-5-3)
参加費:OR学会正会員と賛助会員は無料、非会員は1,000円

講演要旨

なし

研究部会からのお知らせ

研究部会11名、懇親会7名にて実施しました。

第62回研究部会報告

題目:在庫型物流センターにおける自動化の取り組み ~人と機械のベストマッチを目指して
講師:吉田 琢史(株式会社東芝 研究開発センター 知能化システム研究所 システムAIラボラトリー 研究主幹)

日時:2024年08月28日(水) 18:30から20:00まで
場所:(株)構造計画研究所 本所新館(東京) 《新館地下1階 レクチャールーム》 (〒164-0011 東京都中野区中央4-5-3)
参加費:OR学会正会員と賛助会員は無料、非会員は1,000円

講演要旨

eコマース市場の伸長に伴う物流量の増加や、人手不足・少子高齢化、2024年問題(ドライバー労働時間規制)などにより、物流事業者を取り巻く環境は厳しさを増しており、物流倉庫内作業の省人化・無人化の取り組みが加速しています。こうした背景から、東芝グループでは、”人と機械のベストマッチ”をコンセプトに、倉庫内のロボット群や機器を管理・制御し、作業者とのシームレスな連携を可能にするWES(Warehouse Execution System)の開発を進めています。今回は、WESに実装している数理最適化技術についてご紹介いたします。

参考URL

講師から参考URLをお知らせいただきましたのでご案内します。
  1. 2022/11/22 ニュースリリース 「倉庫運用最適化サービス「LADOCsuite/WES」を提供開始」
  2. 2023/5/8 ニュースリリース 「倉庫運用管理システム(WES)新製品の営業開始について」
  3. YouTube 「東芝 WES | 倉庫運用管理システム」

研究部会からのお知らせ

研究部会17名、懇親会11名にて実施しました。

第63回研究部会研究部会報告

題目:小売業界におけるSCM戦略とそのDXにおける課題
講師:大島 義正(KMコンサルティング株式会社 代表取締役)

日時:2024年11月13日(水) 18:30から20:00まで(18時10分開場)
場所:(株)構造計画研究所 本所新館(東京) 《新館地下1階 レクチャールーム》 (〒164-0011 東京都中野区中央4-5-3)
参加費:OR学会正会員と賛助会員は無料、非会員は1,000円

講演要旨

 日本の小売業界においては、SCM及びそのDXについては、相変わらず米国に比べて遅れていると言われています。
 まず、これまでの小売業界でのSCM戦略の歴史と併せてそのツールであるDXの経緯から、ご説明したいと思います。
 また、標準化の観点から、SCM業務、物流インフラ、流通BMS、GS1と物流EDIの現状、さらになぜ日本ではSCM戦略、DX推進が進まないのかについて、その背景を小売業における会社の経営者・組織・風土、DX人材の育成、システム開発・運用など、および物流業界の課題から、今後の取り組み課題を明確にしたいとと思います。

講師略歴

研究部会からのお知らせ

研究部会21名、懇親会15名にて実施しました。

第64回研究部会開催報告

題目:量子アニーリングマシンを用いた応用問題の解決
講師:中田和秀(東京科学大学 工学院 経営工学系 教授)

日時:2025年3月14日(金) 18:30から20:00まで(18時10分開場)
場所:(株)構造計画研究所 本所新館(東京) 《新館地下1階 レクチャールーム》 (〒164-0011 東京都中野区中央4-5-3)
参加費:OR学会正会員と賛助会員は無料、非会員は1,000円

講演要旨

量子アニーリングマシンは、量子力学の原理を使って組合せ最適化問題を高速に解くための専用コンピュータである。これは「焼きなまし」と呼ばれる物理現象を量子の世界に応用したもので、エネルギーが低い状態へと自然に収束する性質を利用している。その結果、組合せ最適化問題の最適解を高速に見つけられると期待されている。しかし、現在のところ、古典的なコンピュータによる求解と比べて実用的であるとは言えない。本発表では、我々が研究した量子アニーリングマシンを使って「二次割当問題」と「スポーツスケジューリング問題」を解く方法について紹介し、その技術的な課題や将来の応用可能性について議論する。

研究部会からのお知らせ

研究部会20名、懇親会11名にて実施しました。

第65回研究部会開催報告

題目:現実問題における生産スケジューリングとHexaly評価
講師:魚井英生(株式会社ブレインパッド、アナリティクスコンサルティングユニット シニアリードデータサイエンティスト)、羽田充宏(株式会社ブレインパッド、アナリティクスコンサルティングユニット データサイエンティスト)

日時:2025年7月10日(木) 18:30から20:00まで(18時15分開場)
場所:(株)構造計画研究所 本所新館(東京) 《新館地下1階 レクチャールーム》 (〒164-0011 東京都中野区中央4-5-3)
参加費:OR学会正会員、OR学会学生会員、OR学会賛助会員は無料、非会員は1,000円

講演要旨

 我々は、様々な企業様に対して、データ活用およびシステム開発のコンサルティングおよび受託開発を行っています。本公演では、とある製造業様の生産スケジューリングに関して、Hexalyを活用したシステム開発事例を紹介します。特にどういった制約条件が、スケジューリングパッケージでは難しく、個別開発する必要があるのか、それがHexalyでどのようにモデリングできるのかといった技術的な側面について。
 また、システム開発、特に複数工場で利用促進していくにあたり、Hexalyのどのようなライセンス体系が良かったかといったビジネス側面について。といった、技術とビジネスの両側からHexalyを選定した理由と、率直な評価を述べたいと思います。

研究部会からのお知らせ

研究部会29名、懇親会17名にて実施しました。

第66回研究部会開催報告

題目:日本企業における社会変化にともなう人材育成の課題と対応策 - 「AI活用による配車スケジュール要件定義の効率化と精度向上」を実現するエンジニアを育成するには -
講師:山本邦雄(MCS研究所 代表、株式会社 IS&C事務所 国際 コンサルティング グループ WCG(World Consulting Group))

日時:2025年8月20日(水) 18:30から20:00まで(18時15分開場)
場所:(株)構造計画研究所 本所新館(東京) 《新館地下1階 レクチャールーム》 (〒164-0011 東京都中野区中央4-5-3)
参加費:OR学会正会員、OR学会学生会員、OR学会賛助会員は無料、非会員は1,000円

講演要旨

OR研究者を事例に取ると

  1. AI領域の技術トレンドに触れる機会が少ない
  2. 新技術へのキャッチアップが遅い
  3. 理論重視・厳密解志向、ブラックボックスを嫌う
ので、今まで行ってきたヒヤリングや経験の範囲だけでパラメータの精度の向上をおこなってきた。厳密解を志向するならば、多面的な統計的手法や近似的アプローチで各種パラメータを抽出し取捨選択を行うことが必須である。

しかし、ベテランは古い技術に固守、ノウハウが暗黙知になっている。そのため、最新技術や現代の日本の状況を踏まえた体系だった技術伝承できていない。最近の若者や企業従業員は、効率重視で基礎力や応用力がなくなり、すべてベンダーに丸投げになっている。しかし、ベンダーの技術屋も効率重視の中パッケージ売りで、本質を分かる技術屋がいない状況である。

そこで、今回 等について、私のコンサル・開発等の経験を基に説明する。

講師紹介

講師から自己紹介のスライドをHP用にいただきましたので掲載いたします。こちらからダウンロードしてください。

研究部会からのお知らせ

研究部会15名、懇親会10名にて実施しました。

第67回研究部会開催報告

題目:サプライチェーンの需要計画立案業務におけるDX推進事例の紹介
講師:石渡健祐(花王株式会社 デジタル戦略部門 DXソリューションズセンター チーフデータサイエンティスト)

日時:2025年10月24日(金) 18:30から20:00まで(18時15分開場)
場所:(株)構造計画研究所 本所新館(東京) 《新館地下1階 レクチャールーム》 (〒164-0011 東京都中野区中央4-5-3)
参加費:OR学会正会員、OR学会学生会員、OR学会賛助会員は無料、非会員は1,000円

講演要旨

需要計画はSCM(サプライチェーンマネジメント)の基点となる重要な計画業務であり、その精度は売上・棚卸資産といった経営指標に密接に関連します。 近年、需要の不確実性が高まる中で、計画精度の低下・業務負荷の増大が課題となっており、デジタル技術を活用した需要計画業務の支援が急務となっています。

本講演では、花王の需要計画立案業務におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みについて、具体的な事例を交えて紹介します。 従来の属人的な計画策定から脱却し、AIや機械学習を活用した予測モデルを構築することで、計画精度の向上と業務効率化を実現しています。

DXは単なる技術導入ではなく、業務プロセスの再設計と組織文化の変革を伴うものであり、現場担当者との協働が成功の鍵となります。 実務的な視点からDX推進における課題とその克服方法についても触れ、今後の展望を共有します。

研究部会からのお知らせ

研究部会21名、懇親会11名にて実施しました。


Copyright © 2023-2025 SCSR. All Rights Reserved.
Homeへ戻る