+ サプライチェーン戦略研究部会(略称SCSR)

SCSR

研究部会活動記録

主査:加納 政志(株式会社日立製作所)
幹事:草刈君子(ソフトウェアエンジニアリング株式会社)

顧問:高井英造(㈱フレームワークス)
顧問:竹田 賢(青山学院大学)
回数 部会実施日 講演題目 講演者(所属) 参加人数 詳細へのリンク
51 2020/11/24 最適化ソリューションCMOSアニーリングの活用事例 奥山 拓哉(株式会社日立製作所) 24人 Link
52 2022/7/21 DX時代をリードする新日本的経営のデザイン 高寺 正人(日本型企業再生モデル研究ワーキング・グループ メンバ)、中山 健(日本型企業再生モデル研究ワーキング・グループ メンバ) 35人 Link
53 2023/1/27 日本企業復活させるためのDXメタプラットフォームとビジネスマネージメントプラットフォーム 山本 邦雄 (MCS研究所 代表) 24人 Link

第51回研究部会の報告

題目:最適化ソリューションCMOSアニーリングの活用事例
講師:奥山 拓哉(株式会社日立製作所))

日時:2020年11月24日(火) 18:30から20:30まで
場所: オンライン開催(Zoom)

講演要旨

ディジタル技術を活用した社会システムの高度化において、最適化手法の果たす役割は重要である。短時間で最適化するため、無制約二値変数二次計画問題(QUBO)に変換して専用アルゴリズムやマシンで解く手法が注目を集めている。
本分野において日立は、大規模並列演算を活用するアルゴリズムであるモメンタムアニーリングを含む最適化ソリューションとして、CMOSアニーリングを提案している。
本講演では始めに、CMOSアニーリングの概要を説明する。次に、自然災害向け任意再保険最適化問題や勤務シフト最適化問題を例題に、定式化やCMOSアニーリングの解探索能力を紹介する。

講演資料

講師の許可をいただき、講演資料をpdfにて公開しております。下の画像をクリックしてpdfファイルをダウンロードしてください。

事務局からのお知らせ

研究部会24名にて実施しました。

第52回研究部会の報告

題目:「DX時代をリードする新日本的経営のデザイン」
講師:高寺 正人(日本型企業再生モデル研究ワーキング・グループ メンバ)、中山 健(日本型企業再生モデル研究ワーキング・グループ メンバ)

日時:2022年07月21日(木) 18:30から20:30まで
場所: オンライン開催(Zoom)

講演要旨

 本講演は、先に出版された日本型企業再生モデル研究WG編『DX時代をリードする新日本的経営のデザイン~世界で勝てる価値創造経営を実現する現場力活用』(2022年5月)文眞堂の内容を紹介するものである。
 企業は価値創造を通じて社会の発展に貢献すべき存在であるが、失われた30年といわれる近年、多くの日本企業が劣化し、日本の社会全体が地盤沈下している。一方、海外では、GAFAMをはじめとするさまざまな企業がデジタル技術革新を積極的に取り込みDX時代に求められる新たな事業への転換に成功している。
 本講演では、まず日本企業が取り組んできたマネジメント改革を俯瞰し、それらが結果としてもたらしたものを整理する。米国型の経営スタイルであった株主資本主義、効率・短期業績重視の経営の盲目的導入が、日本企業が持っていた強みのひとつである「現場力」の棄損をもたらした。
 つぎに、GAFAM等のリーディングカンパニーの実態を知ることにより、これら企業の成功要因には日本的な経営の要素も多く含まれていることに言及する。
 さらに、現在進行中のDXについて理解した上で、日本企業の進化の方向性、進化を実現するためのDX活用の処方箋を提案する。
 日本型企業再生モデル研究WGが目指しているのは、世界的な潮流を見据えたうえで、新時代に相応しい日本型の企業経営のあり方をデザインすることである。それは、究極的には、知識創造によりイノベーションが促進される経営である。そして、それを実現するのは、価値を生み出す「強い現場力」の良さを活かした経営である。

事務局からのお知らせ

書籍の目次は下記から参照できます。 http://www.bunshin-do.co.jp/catalogue/book5162_NS02.html#book_title
研究部会35名にて実施しました。

第53回研究部会の報告

題目:「日本企業復活させるためのDXメタプラットフォームとビジネスマネージメントプラットフォーム」
講師:山本 邦雄 (MCS研究所 代表)

日時:2023年01月27日 18:30から20:30まで
場所: オンライン開催(Zoom)

講演要旨

 GAFAなど各社を調査した結果、2000年のERP導入時から各事業の重要な情報は何かを分析し、分散していたシステムを統合化し統合データベースの構築を進めてきた。 そのことで精度の高い情報が1箇所に集まったので、AIの開発も進んだ。 コロナ禍で日本と海外のこの差が出たといわれている。 事例としては、ウォールマートは、1箇所に集まった情報を元に迅速に戦略や戦術を立案し成功している。
 日本は、未だに人海戦術に頼っている。 製品サイクルタイム短縮化、多品種少量および効率化などにより、日本のものづくりの根底にあるOJTが機能しなくなり、じっくり教えることができなくなった。 そのため、スキルが低下し人海戦術の限界がきてものづくり日本の危機が来ている。
 GAFAは、ワイガヤや失敗を恐れない文化など日本のものづくりの良さを散り入れ、そこで生成された情報をITを活用し共有化している。これは、日本のものづくりの長所を現代の社会に合致させたモデルであると考える。
 そこで、日本企業復活させるために成功している会社のプラットフォームを調査した結果、DXメタプラットフォームとビジネスマネージメントプラットフォームが重要であることがわかりビジネスモデルとITプラットフォームの開発をおこなった。 その内容についてご説明をさせていただきます。

参考資料

講師から資料をいただきましたので掲載いたします。

事務局からのお知らせ

研究部会24名にて実施しました。


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